EK043-台風10号2020は猛烈な勢いに発達!米軍・ヨーロッパ・気象庁による最新の予想進路は?

2020年9月1日21:00に熱帯低気圧から台風に発達した台風10号(ハイシェン)が現在、勢力を強めながら日本の南を北上中です。

9月4日18:00現在の気象庁の予報によると、週末(9月6日)は奄美群島近海に到達し、その時の中心気圧が915hPa と、戦後甚大な被害をもたらした伊勢湾台風が記録した920hPa を超える(潮岬の南南西400km に達した時の中心気圧)勢力になると予測されております。

この記事では、この台風の位置や進路予想図の最新情報を、気象庁・米軍・ヨーロッパなど複数の情報を元に追跡、まとめていきます。

ちなみに、どの気象予測モデルも同じ様に予報していれば、当たっている可能性は充分高いと言えますが、違った予報をしている事も意外と頻繁にあります。特に夏の台風シーズンは違う予報が出ている事がたまにあるので、複数の気象予測モデルを見る事は意義があるんです。


気象庁による台風10号の現在位置

台風10号の9月4日18:00の現在位置

2020.09.04-Typhoon-10-KishoCho-1800

台風10号は9月4日18:00現在、南大東島の南東約460kmに位置しており、北西に向けて15km/h(9kt) の速度で移動しています。

中心気圧 920hPa
中心付近の最大風速 50m/s(100kt)
最大瞬間風速 70m/s(140kt)

日本気象協会による熱帯低気圧の進路予想図

2020年9月4日16:00現在

2020.09.04-Typhoon-10-NihonKishoKyokai-1800

台風10号は猛烈な勢力まで発達したあと、勢力をあまり落とすことなく九州に近づく見込みです。

北陸地方でも油断は禁物です。

福井県や石川県方面では日曜日は次第に風の強まる所がありそうです。更に、この台風は9号と似たコースで大陸方面に進む見込みです。

週明けは再びフェーン現象による気温上昇に注意が必要です。

ウェザーニュースによる熱帯低気圧の進路予想図

2020年9月4日15:00現在

2020.09.04-Typhoon-10-WeatherNews-1600

台風10号(ハイシェン)は日本の南の海上を発達しながら北西に進んでいます。

明日5日(土)には猛烈な勢力となり、夜には最大瞬間風速80m/s で南大東島近海を通過、勢力を保ったまま6日(日)には奄美諸島近海を通過する予想です。台風の進路に近い島々では過去にないような荒天となるおそれがあります。

九州に接近時する6日(日)夜~7日(月)朝も、中心付近の最大瞬間風速60~70m/s 程度と見られ、勢力は過去最強クラス。特別警報の発表基準に達するほどです。これだけの勢力で近付けば上陸しなくても、甚大な被害につながる危険性が高まります。

最悪の事態に備え、九州では出来るだけ明日5日(土)のうちに台風への備えや避難などを行うようにしてください。

大規模停電の予想

2020.09.04-Typhoon-10-WeatherNews-1600a

台風10号は予報円の中心を通った場合、九州の大部分が台風の暴風域に入る見込みです。

接近時も中心付近の最大瞬間風速は60~70m/s を予想しています。台風が上陸せず海上を進むと、むしろ勢力が衰えず、九州の広い範囲で記録的な暴風になりかねません。

ウェザーニュースによる『停電リスク予測』では、九州全域や中四国で停電の可能性があり、特に九州の沿岸部でリスク高くなっていることがわかります。

停電が長時間に亘るおそれもありますので、予めの対策が必須です。

※過去の台風の際にウェザーニュースのアプリユーザーから得られた停電報告と、気象観測機の風速データの相関関係を分析した結果を元に計算したものです。

台風10号は更に甚大な被害のおそれ

なお、台風10号については気象庁より重大な発表がされています。

気象庁報道発表

台風第10号は、今後特別警報級(中心気圧930hPa 以下、最大風速50m/s 以上)の勢力まで発達し、6日から7日にかけて、奄美地方から西日本にかけて接近または上陸するおそれがあります。

台風の予報にはまだ幅がありますが、広い範囲で甚大な影響を受けるおそれがあります。

台風が接近する地域では、記録的な大雨・暴風・高波・高潮となるおそれがあり、最大級の警戒が必要です。週末を迎える前に台風への備えを終わらせるようお願いいたします。

気象庁の発表する最新の台風情報に留意するとともに、今後各地の気象台の発表する早期注意情報や警報・注意報などの気象情報に留意し、自分の命、大切な人の命を守るため、早めの対策をお願いいたします。

米軍合同台風警戒センター(JTWC)による熱帯低気圧の進路予想図

米軍合同台風警戒センター(JTWC: Joint Typhoon Warning Center)は、米国ハワイ州にある米国国防総省の機関です。

このツールは米軍のためのものですが、我々一般人でもアクセス出来るよう一般公開されています。

2020年9月4日15:00現在

2020.09.04-Typhoon-10-JTWC-1500

2020.09.04-Typhoon-10-JTWC-TC-Warning-Graphic-1500

過去6時間に及ぶ追跡結果からの報告によると、スーパー台風10号(ハイシェン)の速度は9ノット(約17km/h)で沖縄の嘉手納基地の南東439マイル(約707km)を北西に進んでます。

よる熱帯低気圧の進路予想図

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF: European Centre for Medium-Range Weather Forecasts)は、『スーパーコンピュータによる予報』です。

ちなみに、ECMWF は、「世界一の数値予報精度」と言われているそうですよ!

2020年9月4日9:00現在(9月7~10日の様子)

こちらが9月4日9:00現在の、ECMWF による台風10号の様子を予報した画像です。

2020.09.04-Typhoon-10-ECMWF-0900
9月4日9:00現在

Windy による熱帯低気圧の進路予想図

Windy は、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)をモデルにしていて、パイロットは政府機関でも利用されているツールです。

風の向きや流れが視覚的にわかるようになっていますね。

なお、画面の右上にある『風』をタップし、さらに『風速』をタップすると、台風のリアルタイムな現在位置や風の流れなどがわかります。

まとめ

2020年9月1日21:00に熱帯低気圧から台風に発達した台風10号(ハイシェン)が現在、勢力を強めながら日本の南を北上中。

9月4日18:00現在の気象庁の予報によると、

  • 週末(9月6日)は奄美群島近海に中心気圧が915hPa で到達すると予想され、
  • 戦後甚大な被害をもたらした伊勢湾台風が記録した920hPa を超える勢力になると予測されている。
  • 台風から離れた北陸地方でも油断は禁物
  • 福井県や石川県方面では日曜日は次第に風の強まる所がありそう。
  • 台風10号は9号と似たコースで大陸方面に進む見込み。
  • 週明けは再びフェーン現象による気温上昇に注意が必要。
  • ウェザーニュースによると、台風10号は予報円の中心を通った場合、九州の大部分が台風の暴風域に入る見込み。
  • 接近時も中心付近の最大瞬間風速は60~70m/s を予想されており、台風が上陸せず海上を進むと、むしろ勢力が衰えず、九州の広い範囲で記録的な暴風になりかねない
  • ウェザーニュースによる『停電リスク予測』では、九州全域や中四国で停電の可能性があり、特に九州の沿岸部でリスク高くなっている。
  • 停電が長時間に亘るおそれもあるので、予めの対策が必須。

なお、台風は来襲が予想できる数少ない自然災害の一つですから、直前でも準備が可能ですので、こちらの記事を参考に備えておくようにしましょう!

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