EK059-【災害に備える】非常用トイレは凝固剤で選ぼう!100均のは?おすすめの製品はこれだ!

災難は突然やってくるものですが、「備えあれば憂いなし」と言いますね。

今回は、災害時に直面する『トイレ』の問題に焦点を当てて、どんなものを備えるのが良いのか検証していきたいと思います。



災害時、いちばん困るのがトイレ

災害の対策というと、まっ先に思い浮かぶのが『食料や水の確保』でしょう。

たしかにその通りなんですが、飲んだり食べたりすれば、そのぶん身体から出ていくものも当然あります。

なのに、トイレの重要性まではあまり考えが及ばない方が多いようです。

断水になっても、貯めた水で流せるとは限らない

たしかに水は貯めておいた方がいいですが、

「貯めておいた水で、ジャーっと流せば楽勝!」

と思っている人も多いハズです。

ところが、この「ジャー!」と流す方法は、最悪の場合、トイレの水が逆流してしまうこともあり、けっこうデンジャラスです。

災害が起こると、地下にある下水道の配管が壊れてしまう事もあり、そのまま強制的に水で流すと詰まってしまい、汚水が「ゴボゴボ」とトイレから逆流して溢れてきてしまう事があります。

貯めた水で流していいか、事前に確認しよう

そのため、災害時には下水道管が破損していないか、ちゃんと水が流れるかどうかを確認してから「ジャー!」と流さないといけません。

災害時、トイレを使っていいかどうかは役所に確認すると良いですが、

  • マンションに住んでいる場合は管理組合に問い合わせる
  • インターネット環境がある場合は、役所のホームページを見る

などすれば、下水道の使用に制限がかかっていないか確認することができます。

また、自分の宅地内にある汚水ますのふたを開けて、水が流れているかどうか確認する方法もあります。

実際に自分で確認する手順

  1. 宅地内に台所、トイレ、浴室ごとに汚水枡があるので、汚水枡の蓋(蓋は直径20cm 程度、白色のものが多い)をマイナスドライバーで開ける
  2. 台所の流し等から水(1~3リットル程度が目安)を流す
  3. 汚水枡に、先ほど流した水が流れてきているか確認する(2と同時に、もう1人の方が監視して確認)
  4. 流れてきた水が汚水枡に溜まったままにならないか確認する
  5. 手順1~4を、トイレ、浴室についても同様に実施する

以上の方法で汚水桝に水が溜まったままにならなければ、下水道が使えます。

もし、水が汚水枡に流れてこない場合や、汚水枡から水が減らない場合は、残念ながら下水道を使えません。

そうなると、あなたの自宅のトイレは使えないということになります。

みんな同時にトイレが使えなくなる

災害時、下水道の配管が壊れた場合、あなたの家のトイレだけでなく、他の近所の人たちのトイレも同時に使えなくなるので、状況はとても深刻です。

仮設トイレはいつ使える?

そうなると、どこか屋外でトイレを済ますか、仮設トイレの長蛇の列に並ぶしかありません。

それはそれで大変ですが、そもそも仮設トイレの設置に3日以上かかる事が多いようです。

東日本大震災を例に取ると、自治体の避難所の約半数が1週間以上経ってから仮設トイレが設置されたようで、中には1か月以上設置されなかったところあるようです。
仮設トイレが設置された時間
出典:東日本大震災3.11のトイレ 現場の声から学ぶ (調査:日本トイレ研究所)

ですから、最低でも1週間、出来れば2週間分の簡易トイレを用意しておいた方が良いでしょう。

ちなみに、7割近くの被災者が「被災後6時間以内にトイレに行きたくなった」と証言しています。
被災後トイレをもよおした時間
出典:東日本大震災3.11のトイレ 現場の声から学ぶ (調査:日本トイレ研究所)

ですから、

  • 被災後すぐに使える簡易トイレを
  • 1~2週間分揃える

のが良いのではないでしょうか。

人によっては「お風呂場に栓をしてトイレをした」という方もいらっしゃるようですが、お風呂場に糞尿を溜めるのは非常に不衛生ですし、そもそもハンパない悪臭がしますよね。

非常用トイレを準備しよう

では、災害時はどれだけトイレで困ってしまうかはわかりましたが、具体的にどんな準備をすれば良いか検証してみましょう。

100均の非常用トイレ

まず思い浮かぶのが、100均で売られている簡易トイレではないでしょうか。

ところが、どの製品も

  • 凝固剤が高分子吸収剤のみ
  • 大きい方には使えない
  • ものによっては男性専用

ということで、おすすめできません。

凝固剤に求められる機能・性能

凝固剤として主に使われているのは『高分子吸収剤』ですが、その最大の特長は、『吸水性』と『保水性』の高さです。

吸水性(高分子吸収剤)

脱脂綿やティッシュペーパー、パルプ等の吸水量が、自重の10~20倍程度なのに対して、高分子吸収剤は、純水で自重の200~1000倍、尿の場合でも30~70倍と、桁違いの吸水能力を持っています。

保水性(高分子吸収剤)

また、高分子吸収剤には、「一度吸い込んだ水分は、外から多少の圧力がかかってもほとんど放出しない」といった高い保水能力も併せ持っています。

除菌剤が入ってる

高分子吸収剤は吸水能力・保水能力は申し分ないのですが、それ自体には防臭性や防菌性がありません。

災害時は何かとストレスになり、体力も落ちてしまう事も多く、不衛生から命とりになる事もあるので、凝固剤には高分子吸収剤以外にも防臭・除菌効果のある成分が入っていなければなりません。

防臭剤が入ってる

また、しばらくの期間、排泄物を保存しておかなければならない場合もあるので、防臭効果の高い凝固剤であることが望ましいです。

というのも、どんなにキッチリ口を閉じていても、臭いは袋が通過してきてしまうからです。

早く固まる

排泄したあと、なかなか固まってくれないと、それだけでかなりのストレスになってしまうので、出来る限り早く固まるものが望ましいです。

とくに、吸水ポリマーを使用した凝固剤は、素早くゲル状に排泄物を固めてくれるのでおすすめです。

その他のチェックポイント

  • 臭いが外に漏れにくい・破れにくい袋のもの
    • 口がしっかりと縛れる大き目サイズの袋
    • 耐久性の高い厚手で丈夫な袋(特に1枚の袋で何度も使うタイプは、耐久性を重視して選ぶ)
    • 中が透けて見えない濃い色の袋(汚物袋から自分の排泄物が透けて見えてしまうのは気分がよくないため)
  • 後処理のしやすいものを選ぶ
    • 用を足した後は自分で排泄物の処理をしなければならないため
    • 汚物に触れることなく処理ができる
    • ゴミがコンパクトにまとまる
    • 心理的な抵抗がない
    • 使い終わったらそのままゴミ捨てできる

などがチェックポイントです。

災害時に用意したいおすすめ簡易トイレ

それでは具体的に、何を用意しておけば良いでしょうか。

ひと口に「簡易トイレ」と言っても、ご家庭の便器が使える場合と使えない場合では、求められるものが違ってきます。

便器が使える場合と使えない場合

便器が使える場合

トイレが構造上、とても丈夫だという事はご存知でしょうか?

狭いから丈夫で、地震で家が大きな被害を被っても、意外とトイレ(特に便器)が生き残ってる場合があります。

つまり、「下水道の配管が壊れたせいで、水を流せないけど、自宅の便器は使える」という状況はけっこう有るものです。

そういった状況であれば、便器を利用して使うタイプの簡易トイレが良いです。

便器が使えない場合

家の被害が甚大で、トイレも生き残ってない場合もあります。

そういう状況の場合は、便器の代わりになる椅子のようなものを用意して、それに便器を利用して使うタイプの簡易トイレが良いです。

結局のところ。。。

震災時、便器が使えるか使えないかわかりませんので、あらゆる状況に備えるしかありません。

つまり、

  • 便器の代わりになる椅子のようなもの
  • 便器を利用して使うタイプの簡易トイレ

を備えておくと良いでしょう。

便器の代わりになる椅子のようなもの

普段使ってないと、災害時に突然探すことになって慌ててしまうので、普段は椅子として使っていて、災害時はスグに持ち出せるのが理想です。

PATATTO 350 Plus Foldable Simple Chair

スタイリッシュな外観で、とてもトイレと結びつく要素のない椅子ですが、座面が簡単に取り外せて簡易トイレ用の便座として使えますし、座面の無い状態でも耐荷重が100kg と、非常に頑丈です。

折りたたむと巾がたったの4cm、重さが1.4kg と軽量のため、持ち運びにまったく不自由しません。

また、普段使いでは、座面を取り外してゴミ箱として使っている方もいらっしゃるようです。

→ PATATTO 350 Plus Foldable Simple Chair について詳しく見る

便器を利用して使うタイプの簡易トイレ

具体的な簡易トイレのお話をする前に、何回分の簡易トイレを用意しておいた方がいいか、検証してみましょう。

上記では、「仮設トイレが設置されるのは1~2週間後と考えたほうがいい」とご説明しましたが、それでは何回分の簡易トイレを用意しておけば良いのでしょうか?

2週間分、約100回分の簡易トイレが必要

余裕を見て、2週間分は用意しておく事にしましょう。

そして、1日の排泄回数は個人差はありますが4~7回だそうですので、1人につき、約100回分の簡易トイレの準備が必要となります。

おすすめランキング

1位:小久保工業所
緊急簡易トイレ 凝固剤入10回分入

Emergency-Toilet-01- Kokubo-10

  • 汚物袋・防臭袋
    • 汚物袋は丁度よい長さで、トイレにセッティングしたときにもたつかない
    • 汚物袋は必要十分の大きさで、縛ったときに袋が余らずコンパクトになる
    • 汚物袋の色が真っ黒なので、中身が全く見えない
    • 汚物袋は厚みがあるので、排泄物の感触や温度もあまり感じない
    • 汚物袋を包む防臭袋も採用、2重で臭いをブロックできる
  • 凝固剤
    • 使用期限:不詳
    • 高分子ポリマー・消臭剤・ウッドパウダー
    • 消臭効果がかなり高い

※あらゆる要素で特級の性能の、最強の簡易トイレです!

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2位:クリロン化成
驚異の防臭袋 BOS (ボス) 非常用トイレセット

Emergency-Toilet-02-Bos-05

  • 汚物袋・驚異の防臭袋
    • 汚物袋は若干大きめですが、驚異の防臭袋に入れてコンパクトにできる
    • 汚物袋の色が真っ黒なので、中身が全く見えない
    • 汚物袋は厚みもあるので、排泄物の感触や温度もあまり感じない
    • 汚物袋を包む驚異の防臭袋を採用、2重で臭いをほぼ完璧にブロックできる
    • 汚物袋と驚異の防臭袋、どちらの袋もかなり頑丈で安心!
  • 凝固剤
    • 使用期限:10年目安
    • 高分子吸水ポリマー

※写真では便器に汚物袋を1枚かぶせていますが、実際に使う時は、もう1枚の汚物袋を便座にかぶせて用を足します。そうすることによって、便器に入っている水に汚物袋の底が浸ってしまうこともなく、快適に用を足すことができます!

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3位:M&T
非常用簡易トイレ 携帯用 80回セット

Emergency-Toilet-03-MT-80

  • 汚物袋・防臭袋
    • 汚物袋は丁度よい大きさ
    • 汚物袋の色が真っ黒なので、中身が全く見えない
    • 汚物袋は厚みがあるので、排泄物の感触や温度もあまり感じない
    • 汚物袋を包む防臭袋も採用、2重で臭いをブロックできる
  • 凝固剤
    • 使用期限:15年
    • 抗菌性凝固剤を適用、二次感染を防げる

※80回分のセットで、非常にコスパが優れた簡易トイレです!

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4位:コクヨ
袋式トイレ 30回分

Emergency-Toilet-03-Kokuyo-10

  • 汚物袋・防臭袋
    • 10枚の汚物袋が重なった設計で、1度設置したら10回連続で使える
    • 1回使ったら1番上の汚物袋のみを剥がす仕組み
    • 9回目までは汚物袋の底が便器の水に浸からないため、周りに水が飛び散らない
    • 汚物袋の形状が三角形になってるので凝固剤が1点に集まり、しっかり尿や便をキャッチしてくれる
    • 汚物袋の色が真っ黒なので、中身が全く見えない
  • 凝固剤
    • 使用期限:10年
    • 抗菌・消臭性の吸水ポリマー

※汚物袋を便器に貼り付ける両面テープの粘着力が強すぎて、剥がすときに意外と苦労しますが、それでも10回まで連続で使える便利さは魅力的です。

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5位:エム・ティー・ネット
緊急戦隊トイレマン

Emergency-Toilet-04-MTNet-50

  • 汚物袋
    • 汚物袋は少し大きめですが、保存するには非常にコンパクトに収まる
    • 汚物袋の色が真っ黒なので、中身が全く見えない
    • 汚物袋は厚みがあるので、排泄物の感触や温度もあまり感じない
    • 汚物袋を包む防臭袋はついてないため、防臭効果は期待できない
  • 凝固剤
    • 使用期限:10年
    • 消臭効果がない

※非常にシンプルで、汚物袋と凝固剤のみがセットになった簡易トイレですが、低価格・コンパクトなので「とりあえずお試しで購入してみたい」という人におすすめ。

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簡易トイレの使い方

イザという時に慌てないように、簡易トイレの基本的な使い方を覚えておきましょう。

  1. 便座のフタを上げて便器に直接汚物袋を被せる
  2. 便座のフタを下げて汚物袋を固定する
  3. 凝固剤を振りかける(給水シートを敷く)
  4. 排泄する

といった流れが基本となりますが、『3』と『4』の順序が逆になるタイプもあるので、簡易トイレごとの説明書をよく読んで使用しましょう。

まとめ

今回は売れ筋上位の簡易トイレ全5商品の性能を比較検証してみました。

気がついたことは、実際に使ってみると意外と使い方がわからず苦戦したものも有ったので、ぶっつけ本番では「この使い方で本当に大丈夫かな?」と不安になる可能性もあります。

本番で慌てないように、簡易トイレを購入したら是非、一度お試しで使ってみることを強くおすすめします。

以上、『【災害に備える】非常用トイレは凝固剤で選ぼう!100均のは?おすすめの製品はこれだ!』でした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。