EK048-iPhoneの機種変更でやることは?面倒なバックアップも要らずにデータ移行する方法はこれだ!

新しい iPhone を購入して最初にやることといえば、今まで使っていた iPhone に保存されていた写真や画像のデータ、電話帳などを新しい iPhone に移植する、いわゆる『データ移行』という作業。

とはいえ、これまではパソコンを使ってデータを一旦バックアップしないといけなかったり、有料の iCloud を使わないといけなかったりして、結構面倒な作業でした。

ところが、iOS 12.4 以降のバージョンであれば、新旧の iPhone だけで完結してしまう『クイックスタート』という便利な機能が使えるので、ここで詳しくご紹介します。



クイックスタートとは?

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以前は iPhone のデータを移行するのに、まず最初に古い iPhone のデータを iTunes や iCloud にバックアップし、それを新しい iPhone で復元してました。

ところが iOS 11 から、旧機種の設定を利用して新機種を設定出来る、『クイックスタート』という便利機能が登場、iPhone 同士をかざすだけで初期設定が完了し、iCloud からの復元ができるようになりました。

さらに iOS 12.4 以降であれば、わざわざバックアップしなくても iPhone 同士で直接、写真やアプリなどのデータ移行が可能になりました!

画期的ですよね!

クイックスタートを使う前に確認すること

OS のバージョン

前述の通り、クイックスタート自体は iOS 11 以降で利用できますが、iPhone 同士で直接コピーを行うには、新旧どちらの機種も iOS 12.4 以降である必要があります。

現在の最新版は iOS 14.0 なので、しょっちゅうアップデートを行っているのでしたら問題無いですが、いちおう念のために確認しておきましょう。

ストレージの容量

次に重要なのは、あまり無い事だとは思いますが、新しい iPhone の方が、古い iPhone よりストレージ容量が少ない場合、データがコピーできない可能性があるという事です。

具体的には、旧機種のストレージ使用量が、新機種の容量よりも多いようであれば、写真などの大きいデータを iCloud や Google フォトなどにバックアップしてから削除するなどして、旧機種のストレージ使用量を減らしておく必要があります。

データ使用量とストレージ容量

Wi-Fi 環境

データ移行は、2台の iPhone を同じ Wi-Fi ネットワークに接続してワイヤレスで行いますが、Wi-Fi が不安定だったり、Wi-Fi が無い環境の場合は有線でも可能です。

ただし、その場合は Lightning-USB ケーブルと、Lightning-USB 3 カメラアダプタが必要になってきます。

データ移行の手順

新しい iPhone を初期化する

ショップで購入した際、動作確認のためにセットアップをしている場合もありますが、まずは初期化してしまいましょう。

『設定』→『一般』→『リセット』と進み、『すべてのコンテンツと設定を消去』を選び、『今すぐ消去』をタップします。

データ初期化すると、言語洗濯画面が表示されます。

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『日本語』を選ぶと、『クイックスタート』の画面が表示されます。

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古い iPhone の電源を入れる

左が古い iPhone、右が新しい iPhone です。

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すると、古い iPhone に『新しい iPhone を設定』の画面が表示されます。

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続いて古い iPhone の『続ける』をタップすると。。。

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古い iPhone に「新しい iPhone をカメラに向けてください」と表示され、新しい iPhone には「ほかの iPhone を待機中」というメッセージとともに、中央部に青いアニメーションが表示されます。

古い iPhone を新しい iPhone にかざす

表示された通り、新しい iPhone の中央に表示されている青いアニメーションを古い iPhone のカメラで映してみましょう。

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青いアニメーションを古い iPhone のカメラに映すのは一瞬で終わってしまいます。

すると上の画像のように、古い iPhone には「新しい iPhone の設定を完了」と表示されるので、古い iPhone を新しい iPhone の横に並べておきましょう。

パスコードを新しい iPhone に入力

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すると、新しい iPhone には「ほかの iPhone のパスコードを入力」と表示されるので、古い iPhone で使ってきたパスコードを入力してください。

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途中、新しい iPhone には「iPhone のアクティベートには数分かかることがあります」と表示されますが、そのまま待っていると。。。

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新しい iPhone の機種によって違いますが、Touch ID や Face ID などの設定画面が表示されますが、これらの設定は後でも出来るので、スキップしてしまっても良いです。

Touch ID を続ける場合

画面の『続ける』をタップすると、指紋のマークが表示されるので、画面の指示に従って指紋を登録します。

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指紋を登録する範囲を大きくとる「グリップを調整」の画面でも『続ける』をタップして指紋登録を続けてください。

13-quickstart-old-new-10この作業を何回か繰り返すと、iPhone に指紋を登録が完了します。

認証によく使う指(例えば右手の親指や人差し指など)を登録しておくと便利ですね。

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データを転送

設定が終わると、いよいよデータが転送できるようになります。
新しい iPhone の画面上の『iPhone から転送』の方をタップしてください。

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転送にかかる時間は、古い iPhone のストレージ使用量によりますが、約15GBの転送でだいたい5分ほどで終了しました。

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利用規約に同意する

「利用規約」の画面が表示されたら『同意する』をタップします。

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ほかの iPhone から設定

「ほかの iPhone から設定」の画面が表示されたら『続ける』をタップします。

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画面が切り替わってもどんどん『続ける』を押し続けます。

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しばらくすると「”xxxxxx の iPhone” からデータを転送中」と表示されます。
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その後、古い iPhone に「転送が完了しました」というメッセージが表示され、新しい iPhone は再起動が始まります。
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以上で古い iPhone から新しい iPhone へのデータ転送は完了します。
古い iPhone にインストールされていたアプリは、この段階で自動的に新しい iPhone にダウンロードされますが、それぞれのアプリの細かい設定までは移行できません。
しかし、この段階ではまだ古い方の iPhone は使える状態なので、たとえば LINE の友達やグループなど、これまでの作業では引き継げなかった個別の設定は、この段階で済ませるようにします。

LINE の引き継ぎ

LINE は、古い iPhone で電話番号、メールアドレス、パスワードなどを引き継ぐ設定をしておいて、新しい iPhoneで引き継ぎ作業をしなければいけません。
ちなみに、以下のデータを引き継ぐことができます。
・友だち・グループ
・プロフィール情報
・アルバム、ノートの情報
・タイムライン
・スタンプ・着せかえ・絵文字
・Keep に保存したデータ
・LINE 連動アプリ・サービスの情報
・LINE Pay・LINE ポイント残高
・LINE コインなどのアプリ内通貨
・トーク履歴(事前にバックアップが必要)

具体的な引き継ぎの方法については、以下の記事で詳しく説明してあるので、参考にしてください。

→ iPhoneに機種変更時の『LINE引き継ぎ』を解説 バックアップや復元の方法、注意点など

Google アカウントの引き継ぎ

Gmail や Google マップなど、Google 関連のサービスを起動すると、Google からログインを求められますが、いままで通り、Google アカウントのパスワードを入力してログインすれば良いです。

まとめ

クイックスタートという機能のおかげで、古い iPhone から新しい iPhone へのデータ転送が本当に簡単になりました。

この記事では、そのクイックスタートという機能を使ったデータ転送を、どんな初心者でもわかるように、できるだけ丁寧に解説したつもりです。

手順としては、

  • 新旧両方の OS のバージョンが、iOS 12.4 以降のものであることを確認
  • 古い iPhone のストレージ使用量が、新しい iPhone のストレージ容量より少ないことを確認
  • Wi-Fi 環境下での作業が出来るか確認
  • 新しい iPhone を初期化する
  • 古い iPhone の電源を入れると、『新しい iPhone を設定』の画面が表示される
  • 古い iPhone の『続ける』をタップすると「新しい iPhone をカメラに向けてください」と表示される
  • 新しい iPhone には「ほかの iPhone を待機中」というメッセージとともに、中央部に青いアニメーションが表示される
  • 古い iPhone を新しい iPhone にかざす
  • パスコードを新しい iPhone に入力
  • 新しい iPhone の画面上に表示されている『iPhone から転送』をタップ
  • あとはひたすら『続ける』を押し続ける

以上で、古い iPhone から新しい iPhone へのデータ転送が完了します。

ただし、LINE や Google アカウントの細かい設定は個別にやる必要があります。

データ転送は時間に余裕をもって作業を

クイックスタートのデータ転送にかかる時間は、古い iPhone のストレージ使用量や、利用している Wi-Fi ネットワークの速度によってもかなり変わります。

ちなみに、約15GB の使用量だった iPhone のデータを転送するのに5分かかったので、同じ環境の場合、たとえば64GB を転送するとなると、ざっと計算しただけで22分ほどかかると予想されます。

もちろんデータ使用量とネットワーク環境に大きく左右されますが、転送作業は30分程度の時間的余裕がある時にすることをおすすめします。

転送中は新旧どちらの iPhone とも利用できないので、あまり時間は余裕のない時は作業しないほうが無難です。

以上、iPhone の機種変更で簡単にデータ移行する方法をご紹介させていただきました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。