EK021-南太平洋に出張のついでにフィジーで釣りをしたら初 GT が釣れた!

某自動車会社の海外営業部門に居た時の事です。

「来週から拡販キャンペーンで、世界各国に行ってこい!」

という部長の命令で、急遽南太平洋に行くことになりました。行き先は、

  • フィジー
  • ニューカレドニア
  • バヌアツ
  • パプアニューギニア

の、4ヶ国です。



千載一遇のチャンス

「こんな楽園に出張?」

まさか仕事で行けるチャンスはなかなか有るものではないですよね!

不謹慎な話ですが、行き先を聞いただけでもう、仕事より釣りの事しかアタマにありませんでした。(笑)

慌てて行きつけの釣具屋さんで不足しているルアーを買い込み、情報を仕入れ、仕事の準備は適当に済ませて当日を迎える事になりました。

フィジーに飛ぶ

ロッドのパッキングに手間取り、成田エクスプレスに乗り遅れるなどトラブルはありましたが、成田空港の搭乗口で会社の営業の人と無事合流できました。フィジーエアウェイズでフィジーの玄関口、ナンディに直行便があるので便利です。

  • 21:25 成田発
  • 9:55(翌日) ナンディ着

ブラ~!

ナンディ空港に降り立ってすぐに、みなさんご存知の、

「ブラ~!」

の歓迎。さすが観光地ですね、お出迎えに飛行機の横まで来てれたフィジアンのお姉さん達の笑顔がステキです!

オバさんにヒゲが。。。?

空港のロビーでは現地在住の商社の方がお迎えに来てくれてましたが、まずはチョットだけ市内観光という事に。

すると向こうから歩いてきた恰幅のいいフィジアンのオバさんの顔を見て、なんか違和感を感じました。

「え?ヒゲ?」

そうなんです。

オバさんは、ジョリジョリした感じの口ヒゲを蓄えてたんです。

通勤がヒッチハイク

市内を軽く歩き回った所で今度は、車で首都のスバまで島の南岸をグルリと走ります。

道中、大勢のフィジアンが道路脇を歩いてるのですが、みんな出勤途中なのに、ヒッチハイクしてます。

運が良ければ車に乗せてもらって早く楽に会社に着くという事でしょうが、かなりの距離を毎日歩いて通勤してるんですね!道路から奥まった所にある芝生の上では、体格の良いオバチャンがボケ~!っとしてるのが対照的でした。

とりあえず仕事する

路上にはいくつもの『ロードハンプ』が有ったのは、イギリスの植民地だった頃の名残ですね。

そしてスバに着いたらすぐさま1つ目のディーラーで商談、その後ホテルにチェックインしました。

ホテルはいいロケーションだったけど。。。

ウォーターフロントで、窓際からすぐ下がもう海です!

眺めてると魚が泳いでるのも見えるので、ちょっと竿を出してみましたが、やっぱりそう簡単には釣れてくれませんでした。

部屋はユッタリ広々としていて、ベッドにはハイビスカスの花が置いてありましたね。

シャワーが。。。

気分良く服を脱ぎ捨て、シャワールームに入り、栓を回しました。

「水?いや、出てこない?」

シャワーの栓をひねったのに、お湯はおろか、水さえも出てきません。

慌てて服を着なおしてフロントに行って伝えると、これまた恰幅のいいフィジアンのオバちゃんが

「今日、断水があったのよ~、お湯が出るまでもう少し待っててね~」

でした。

まるでムズかる子供に「あ~ヨチヨチ!」と言い聞かせるように。。。

午後は別のディーラーオーナー宅で商談

ランチの後、別のディーラーのオーナーのお宅に伺うことに。

インド人のオーナー夫妻はかなり立派な豪邸をお持ちでしたが、そこで商談、でも夕方には仕事が終わってしまいました。

エンジニアとしての要件も無く、ただ価格交渉のみだったので、まぁ退屈でしたね。

ディナーでまさかの展開

その晩は、2つ目のディーラーのオーナーさん夫妻とディナーでしたが、商談はもう終わってるのに、オーナーの奥さんが「安くしてね!」としきりにおねだりしてきたのにはウンザリでした。

まぁ、何言われても会社の営業の人が決める事なので、私には関係ないですね。(笑)

と、どうやらオーナーさんも釣りをするということで、今日で商談も終わったことだし、嬉しいことに「俺も釣りやるんだ、明日はボートを出してあげよう!」という事に。。。!

オーナーさん遅刻する!

翌朝、ホテルのエントランスでオーナーさんを待っててもなかなか来ません。

タックルの準備は万端、いやはや仕事でこんな事が出来るとは思いもよらなかったと浮かれ気分でしたが、待てど暮らせどオーナーさんが来てくれません!

1時間経って諦め始めた矢先にオーナーさん登場!どうやら今日からサマータイムに切り替わったせいで時間を1時間間違えたらしい。(笑)

しかしそのオーナーさんの持ってきたロッド、ガイドが所々取れてるし、もともとが安っぽいものだったので一抹の不安がよぎります。

「この人、釣りなんてしないんじゃね?」

しかし釣れない

  • ロッド:Zenaq Jigger Trust P83-5
  • リール:Daiwa TDX 6000H
  • ライン:YGK PE 8号
  • ショックリーダー:Varivas Shock Leader 150LB
  • ルアー:Fisherman, Smith, etc…

やはり、「海外は行けば釣れる」というのは妄想でしかありません。

連れて行ってもらった場所はサンゴ礁のスリット。

そこにアンカーを下ろし、ただひたすらルアーを投げるという状況です。

オーナーさんは手釣りで小さい『オジサン』みたいな魚を釣ってはしゃいでます。

同行した会社の営業の人はヒマ過ぎて日焼けしながら寝てます。

海はひたすら穏やかで、水はひたすら透明で、そして時間の流れは遅い。

GT ルアーを投げてても、釣れる気が毛頭しません。

※今ならこんな場所にはさっさと見切りをつけて、もっとあちこち回ってもらったと思います。

もう充分飽きてきたところで、オーナーさんがデカイ発泡スチロールの箱を出してきて、「ランチにしよう」と言うので救われました。

ランチはカレー

オーナーさんはインド人です。

フィジーは、もともと居た『フィジアン』と、インドからの移民とで人口が半分づつだそうで、フィジーでは本格的で美味しいインドカレーが食べれます。

ランチはやっぱりインドカレーでとっても美味しかったのですが、この後もこんな釣れない場所でルアーを投げ続けるのか?と思うと、気が滅入りましたが。。。

と、それを見越したのか、オーナーさんは「小さいのだったら釣れる場所を知っているからそっちに行こう」と言うのです。

小さくても、とにかく釣れれば嬉しいわけで、同意しました。

河を遡る

シイラ用のジャークベイトをトローリングしながら移動していると、ドンドン島の方に向かっています。

水深もドンドン浅くなってきて、トローリングも出来なくなりました。

と、そのまま河口からドンドン奥の方、上流に向かってボートは進んでいきます。

それほど河幅は大きくありませんでしたが、かなりの水量の流れです。

と、他の河との合流部にマングローブの林があり、そのマングローブの根本を指差し、「そこにルアーを投げろ」というのです。

シイラタックルに変更

  • ロッド:Zenaq Jigger Trust T60-1
  • リール:Daiwa TDX 3000H
  • ライン:YGK PE 3号
  • ショックリーダー:Varivas Shock Leader 35LB
  • ルアー:Maria, Smith, Tiemco, etc…

言われたとおり、マングローブの根っこの近くにペンシルベイトを投げ込むと、凄い勢いで食い付いてくる影が見えたと持ったら、水面が爆発しました。

「パンッ!ポンッ!」

食い付いてきたのが小さな GT です!

目測ですが、だいたい40cm くらいでした。

寝てた営業の人も起きてきて、ちょっと驚いてました。(笑)

マングローブの根っこにルアーを投げると、それこそ奪い合うように何匹もルアーに食い付いてくるのですが、どれもみんな同じ40cm くらいの子供です。

3~4匹釣ったところでタイムアウト、もう帰らないといけない時間でした。

ボートのキャプテンに褒められた

港に帰ると、オーナーさんが

「キャプテンがあんたの事、キャストがうまいな、と褒めてたぜ!」

と言ってくれました。

「いや、こんなの普通だから!」とは言いませんでしたが、手釣りする人に褒められても、ねぇ?(笑)

明日はニューカレドニアに飛ぶ!

なにはともあれ、小さいながらも初 GT が釣れて満足でした。

仕事なので、費用は全部会社持ちで、ディナーで話してみたらアッサリ釣りに連れてってもらえたのですからね!

明日は「天国に最も近い島」ニューカレドニアに飛びます。

どんな仕事になるのか?果たして釣りが出来るのか?お楽しみに!

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まとめ

  • フィジーに行くなら、フィジーエアウェイズが成田~ナンディ直行なので便利
  • 夜21:25に成田発、翌朝9:55にナンディ着で、ノンビリ行けます
  • フィジーの人口は、フィジアンとインド人が半々
  • だから美味しいカレーが食べれる!
  • フィジーの大勢の人達は、ナンディ~スバまで歩いて通勤している
  • たまに運が良いと、ヒッチハイクでちゃっかり楽して会社にたどり着ける人も居る
  • 大型 GT が釣りたいなら、ちゃんとしたガイドサービスを選ぶべき ← ここ大事!

以上、『南太平洋に出張のついでにフィジーで釣りをしたら初 GT が釣れた!』でした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。