EK013-【釣り】JGFA・IGFA で認められてる日本記録・世界記録の魚がすごい!

釣りと言っても、「釣った魚を食べる」のが目的であったり、「記録への挑戦!」という方もいらっしゃるでしょうし、中には「ただ暇つぶし~!」という方もいらっしゃるように、色んな楽しみ方があります。

また、「記録への挑戦!」といっても、自身の持つ記録から日本記録、果ては世界記録までターゲットにしている方もそれぞれですが、やはり記録を狙っているのであれば、ある一定のルールのもとに他者も認める、いわば公認記録としての記録を狙いたいですよね。

この記事では、その公認記録としては権威のある、JGFA・IGFA について書いていきたいと思います。



IGFA

logo_IGFA_5601939年6月7日、アメリカ自然史博物館の会議において、「アマチュアの釣りの普及・振興、釣魚の記録保全」を目的として正式に発足した団体で、International Game Fish Association(国際ゲームフィッシュ協会)の頭文字を取って『IGFA』と呼ばれています。

初代会長は動物学者でアメリカ自然史博物館の学芸員であり会長役のウィリアム・K・グレゴリー氏、副会長はビッグゲームのパイオニア、マイケル・ラーナー氏でした。

その後、副会長のマイケル・ラーナー氏が会長に就任し、後任として作家のアーネスト・ヘミングウェイ氏が1940年の8月に新副会長として迎え入れられたそうです。

→ IGFA official site

第二次大戦より前に発足してたんだ!

JGFA

logo_JGFA_560ハワイのコナで開催されていた『ハワイ国際カジキ釣り大会(HIBT:Hawaiian International Billfish Tournament)』に個人的に参加されていた日本のスポーツアングラー諸氏が、HIBT の創設者であるピーター・フィシアン氏、当時の米国上院議員スタンレー・ハラ氏の紹介で知り合い意気投合、1979年に結成されたそうです。

→ JGFA official site

IGFA の発足から40年経ってやっと日本でもゲームフィッシングの土壌が育ち始めたって感じかな?

なお、JGFA は IGFA の下位団体ではなく、独立した非営利団体ですが、IGFA とは緊密な関係を保ちつつ、IGFA と同じく世界共通の釣りルール(IGFA ルール)を提唱・普及・記録管理を行っています。

IGFA ルール

欧米では特に、『アマチュアの釣り=スポーツ』という考えがあり、プロでいう職漁釣り師とはキッチリと線を引いてます。

スポーツですから、何でもアリではなく、誰もが納得出来るような形で記録を競い合えるような何かしらのルールを設けてあげないといけません。

例えばの話、大きな魚が掛かったとします。

その時から魚と釣り人の格闘が始まりますが、それはロッドを介した『一対一』の真剣勝負なわけです。それが、何人も交代してしまったら、『一対多』になってしまい、魚に対してフェアではないです。こういうのを『リンチ』とも言いますね。(笑)

おそらく『釣り=漁』という思考回路の方には理解出来ないでしょうが、この『フェアプレー精神』を大切に考え、魚に対しても敬意を払って闘い、その結果勝ち取った勝利を『記録』として認めましょう、という事です。

そんなわけで、IGFA ルールをおおざっぱにですが、紹介させていただきます。

フィッシングタックル(釣り具)

  • 使うライン(釣り糸)はワイヤー以外どれを使ってもいい
  • 使うライン(釣り糸)の強度や長さについては細かい規定がある → JGFA の公式サイトを参照
  • 使うフック(釣り針)についても細かい規定がある → JGFA の公式サイトを参照
  • 使うジンバル(竿当て = Gimbal: ギンバルと発音しないように!)は、アングラーがロッドを固定して休憩出来るような構造をしててはいけない
  • ギャフやネットの長さや仕様についても細かい規定がある → JGFA の公式サイトを参照
  • 一般的なロッドとリールの組み合わせを使わないといけない → 突拍子も無い、アングラーにとって有利になるようなロッド&リールは使用不可

    ※最後の、「突拍子も無い。。。」については特に判断基準も無く、非常に曖昧で、どんな発明・技術革新までが許容されるかわかりません。そもそも、こういう規定は釣り具の進歩を阻害するような気がするのは私だけでしょうか?

    ラインクラス部門

    使用されるラインの強度によって区分されます。

    メートル法(kg) 1 2 3 4 6 8 10 15 24 37 60
    ポンド表記(lb) 2 4 6 8 12 16 20 30 50 80 130

    ルアー釣りの方は、普段使われるラインがポンド表示なので馴染みが深いと思いますが、エサ釣りの人には馴染みが薄いと思いますので、キログラム表示の併記となります。

    たとえば、申請したい魚を釣った時に使っていたメインライン(道糸)の強度が9kg だったとすると、IGFA 記録申請には10kg クラスでの申請となります。

    使ったラインの強度が9kg でも10kg クラスで申請するしかないので、どうせなら10kg のラインを使って、もっと大きな魚を狙ったほうが良いということになりますね

    オールタックル部門

    IGFA ルールで認められた最強のライン強度が60kg(130lb)で、それまでの全ラインクラスで釣られた魚の中でいちばん重い重量です。つまり、それ以上の強度のラインで釣った場合は失格となってしまいます。

    ですから、たとえば37kg(80lb)のラインクラスの記録が52kg で、60kg(130lb)のラインクラスの記録が49kg だった場合、37kg(80lb)のラインクラスの記録である52kg がオールタックル部門での記録となります。

    IGFA による英語版はこちら → IGFA official site – IGFA International Angling Rules

    JGFA による日本語版はこちら → JGFA official site – IGFA アングリング・ルール

    日本記録・世界記録

    以上のような細かい規定の範疇で争われる記録ですが、必ずしも『日本記録 < 世界記録』となるわけでなく、魚種によっては『日本記録 = 世界記録』となるものもあります。

    そんな世界に誇れる記録を、オールタックル部門ですが、チョットだけご紹介しましょう。

    アオウオ

    aouo
    出典:Honda 釣り倶楽部(実際の IGFA 記録の魚ではありません)
    • 重量:18.50kg
    • 釣り場所:千葉県江戸川
    • 年月日:2000-04-01
    • 釣り人:細井 健一
    • クラブ:野性ゴイ研究クラブ

    ※中国原産のアオウオですが、原産地の中国では220cm、157kg の巨体が釣られているそうなので、この世界記録はあくまで『IGFA 記録』ということになります。そういう意味では、比較的記録が狙いやすいのでは?と思いますが、あなたも挑戦してみませんか?(笑)

    → JGFA 記録のページ

    オオクチバス

    blackbass
    出典:アウトビ!!
    • 重量:10.12kg
    • 釣り場所:滋賀県琵琶湖
    • 年月日:2009-07-02
    • 釣り人:栗田 学

    ※いわゆる『ブラックバス』ですが、みなさんご存知の通り、北米原産です。それが日本で世界記録が釣られているのですから面白いですね。

    → JGFA 記録のページ

    カンパチ

    kanpachi
    出典:ANA 釣り倶楽部(実際の IGFA 記録の魚ではありません)
    • 重量:74.00kg
    • 釣り場所:東京都神津島沖銭洲
    • 年月日:2015-06-22
    • 釣り人:山中 忠
    • クラブ:レギュラー会員
    • ボート:第十一龍正丸

    ※カンパチと聞いて、正直な話、「奄美や沖縄などの南洋か?」と思ってましたが、銭洲だったんですね。世界中に分布するカンパチの世界記録が日本で釣れている事も驚きですが、それが銭洲とは凄すぎます!

    → JGFA 記録のページ

    ロウニンアジ

    gt
    出典:ANA 釣り倶楽部(実際の IGFA 記録の魚ではありません)
    • 重量:72.80kg
    • 釣り場所:鹿児島県トカラ列島
    • 年月日:2006-05-22
    • 釣り人:濱崎 敬貴

    ※普通はボートで釣るもので、ショア(地磯)からだとすぐに根に逃げ込まれてしまうので、小さい個体でもボートからの釣りより何倍も難度が高くなります。まさか、世界記録がトカラ列島の地磯からのキャスティングで釣られるとは、誰が信じられますか?でもそれが真実なんです!

    → JGFA 記録のページ

    まとめ

    釣り人として、まずは「自己記録を更新したい」という願いがあると思います。

    そしてその先に、日本記録、世界記録へと夢は広がっていくでしょう。

    記録として誰にでも認知してもらうためには、何らかのルールに則った形での釣果である必要があり、そのためのひとつの解が IGFA ルールと思います。

    そして忘れてはいけない事が、世界記録の魚が日本の内水面、もしくは近海で釣れているという事実です。

    日本は良い漁場に恵まれていますが、それでも資源は有限です。漁師さんたちと喧嘩したいとは思いませんが、乱獲によって獲れなくなったのを他の何かのせいにしていては、いずれ次世代、次々世代に限りある資源を残してあげることも叶いません。

    ここで、『釣り = 漁』から『釣り = スポーツ』という思考回路に変えて、漁師さんも釣りのガイドに転向すれば、1匹の魚でもより大きな稼ぎになると思います。

    以上、『JGFA・IGFA で認められてる日本記録・世界記録の魚がすごい!』をご紹介させていただきました。

    最後まで読んでくださり、ありがとうございました。