EK020-海水魚飼育に底面濾過を使う時の注意点はこれだ!他の濾過にも応用利くポイントは?

水槽を立ち上げてから生体を導入後、いくつかの変更を経て、最終的には酸欠で殆どの魚を死なせてしまいましたが、それまで行ってきたことを振り返り、何が良くて、何が悪かったのか、検証をしてみたいと思います。

水槽の立ち上げまでについてはこちらをどうぞ!

→ 海水魚飼育に底面濾過はマッチするのか? 外部濾過と併用で実際に立ち上げてみた

その後行った変更点についてはこちらをどうぞ!

→ 海水魚飼育に底面濾過を使ってみたら 意外にマッチする!でも何か足らない



水槽

使った水槽の大きさは60cm x 45cm x 45cm でしたが、水量は約120リットルで、初心者が始めるには充分な大きさだったと思います。

メーカーは鈴木製作所。ガラスの合わせ目にシリコンの枠を使っており、接着はシリコンコーキング剤と思われます。コーキング材が「これでもか!」というくらい大袈裟に塗ってあったので、水漏れの心配は無かったですが、少々垢抜けてなかったといえば贅沢な悩みでしょうか。

このサイズの水槽の中ではダントツに安かったので選びましたが、品質も間違いなかったようです。

底面濾過

使ったのコトブキ工芸のボトムボックス。濾過槽がボックス形状になってて、粗目の砂は内部に入り込まないですが、細かい砂は普通に入り込みます。

濾過能力

正直な話、生体が過密だったため、底面濾過だけでは濾過能力が足らなかったと思います。

大型の外部式濾過装置も加えてたので、それを合わせた結果ですが、亜硝酸濃度は低く保たれていました。

ただし、硝酸塩濃度がどうにも下がらず、苦労しました。

濾材

濾材はあまりこだわらずに、濾過装置にセットで付いてくるエーハイムのサブスプラット・バイオメック・メックプロをそのまま使ってました。

濾過能力については充分だったため、改めて他のメーカーのものを買う必要は無いと思いましたが、硝酸塩が大量に出来てしまうのはどうにかならないものか、思案中です。

クーラー

クーラーはゼンスイの ZR-75E でした。

容量的には、

  • 水槽システム:120+9.2+54=183.2リットル
  • メーカー仕様:300リットル

でしたので充分余裕が見込まれましたが、予想通り間に合っていました

ただ、稼働音が大きいので、さすがに寝室には難しい選択だとは思います。

室内用なのでベランダなどには置けませんが、クーラーを雨風から守る小屋みたいなのを DIY で作れば室外でも使えますが。。。

照明器具

蛍光灯を使ってましたが、意外と寿命が短いので買い替えの頻度が高いです。

電気代も安くなるし、やはり LED にした方が良いですね。

ただし、ただ照らしてくれれば良いものではないので、スペクトルと照度には注意した方がいいです。

マイクロナノバブラー

これ無しでは酸欠になってしまう状況が有る、という事を知り、逆にその高性能ぶりに驚かされました。

結局、溶存酸素濃度はプロテインスキマーの導入でも上げられるのですが、それyりもはるかに安い出費で済みますから、プロテインスキマーを溶存酸素濃度を上げるためだけに購入をお考えでしたら、こちらをおすすめします。

なお、OH ラジカルの発生については確認してないので、その殺菌能力が期待出来るかどうかもわかりません。OH ラジカル自体、存在可能時間が数ミリ秒といいますので、我々シロウトには検証のしようが無いです。

確実な殺菌能力を期待するのであれば、オゾンの導入の方がわかりやすいですね。

その他

リバースグレイン

硝酸塩を減らすのに、リバースグレインを使ってみれば良かったかもしれません。

安全に理想的な水質を作ってくれる魔法のような濾材&添加剤です。

脱窒チャンバー

または、バイオペレットを使った脱窒チャンバーの自作っもやってみたかったですね。

原理はすごく簡単で、いわゆる流動濾過の濾材をバイオペレットに換えただけみたいな装置を、物理式濾過装置から水槽に戻る途中に取り付けます。

ただ、この装置を使う場合は同時にプロテインスキマーが必要になってくるので注意をしないといけません。

殺菌灯

それと、この時は殺菌灯も使ってなかったのですが、コケ防止には有効ですので、これも導入しておけば良かったでしょう。

※コケが大発生してしまい、大変見苦しい水槽になってしまったので、完全にリセットする羽目になってしまいましたが、この頃は殺菌灯のコケに対する威力を知らなかったので、試さなかったのが悔やまれます。

まとめ

底面濾過はあまり海水魚飼育に使われている所を見ませんが、稚魚やプランクトンなどの小さな生き物を吸い込まないので、実際に試してみました。

  • 小さな生き物については、活プランクトンをエサとして購入し、入れた時に稚エビが混ざっていたのだろうと思いますが、それがそのまま大きく育ってきたので、濾過装置に吸い込まれなかったのだろうと思います。
  • 外部濾過装置の使用は、クーラーを導入するため必須ですが、濾過能力倍増というおまけ付きなのでおすすめです。
  • 濾過能力に関しては、少なくとも外部濾過装置と併用すれば問題はなく、あとは硝酸塩の処理だけをどうしたらよいか?が問題点として残りました。
  • 底面濾過に限らず、いわゆる『濾し取るタイプ』の濾過では、その濾過の性能を上げていけばいくほど、硝酸塩が大量に発生してしまうジレンマを抱えてしまいます。そこで、
    • 硝酸塩を増やさず濾過性能を上げるには、プロテインスキマーを使う
    • ライブロックは脱窒まで行ってくれる最強濾材ですので、もっと増やすと硝酸塩を減らす事が出来ます。
    • バイオペレットを使った、脱窒を目的とした装置も販売されてますが、上記のようにそれ用としてプロテインスキマーが必要となってきます。
    • 脱窒菌のエサとなる『みりん』を添加するというのもひとつの方法で、どんな物理濾過を使っている水槽にもマッチします。

以上、『海水魚飼育に底面濾過を使う時の注意点と、他の濾過にも応用利くポイント』をご紹介させていただきました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。