EK002-2020年版海水魚飼育を始めるならこれだけは揃えよう

ホテルのロビーとか病院の待合室などでよく見かける海水魚水槽ですが、ただ「ボ~」っと眺めているだけでも、いいもんですよね!

「そんな素敵な空間を自宅にも置きたいな」とは、誰もが思う所だと思います。

ボクらを眺めるだけなら簡単だけど。。。

とはいえ、いきなり海水魚ショップに行けば、「あれも必要!これも必要~!」とショップのスタッフにセレクトされて予算オーバーになるのも怖いですもんね。(笑)

確かにショップのスタッフの方々の仰る通りで、理想を言えば「あれもこれも~!」も納得は行きます。

しかし初心者にとって、海水魚飼育自体が今後、自分の趣味として定着するのかさえもわからないため、いきなりそんな初期投資なんてあり得ないわけです。

とはいえ、犬猫と同じく、魚にも『命』があるのですから、最初から粗末にする前提で装置・器具を中途半端に揃えるぐらいなら始めない方がいいです。

という事で、『命』を粗末にしないギリギリの線を狙って、何を揃えれば良いか、ご紹介していきたいと思います。



海水魚水槽って、なんでそんなに複雑なのか?

premium_coral_sumpホテルや病院で見かける水槽はみな、スッキリとした外観でキャビネットの上に載ってるだけのように見えますが、実際には下で紹介するような器具・装置がキャビネットの中に収まってます。

1)濾過層(ウールマットやリング濾材など)
2)ヒーター&クーラー
3)添加剤滴下装置(無い場合もあり)
4)殺菌灯(無い場合もあり)
5)ポンプ
6)プロテインスキマー

この中で、普通に考えて、濾過層が必要なのはご理解いただけると思います。

魚のフンやエサの食べ残しなどを濾し取る装置ですが、お茶をいれる時に、茶葉が湯呑み茶碗に入らないように茶こしを使うのと似た感覚ですね。

そして、熱帯魚を飼うんですから、ヒーターが要る事ぐらいはご理解いただけると思いますが、「なんでクーラーが要るの?」となりませんか?(笑)

クーラーは必需品だよ~

クーラーは特殊な環境でない限り必要

クーラー

冬場は放っとくと水温が下がるので、ヒーター(サーモスタットも要りますが)を使って水を温めますが、夏場はヒーターは要りませんよね?

ところが、夏場は逆に水温が上がり過ぎるワケです。

淡水魚は、池や湖沼、河川など、水温や水質が絶えず変化する環境を生き抜いてきたので、それでも順応出来るように進化してきましたが、海水魚の居る環境はとても安定してるので、環境の変化に順応出来るようには進化してきてないのです。

夏場、留守中にエアコンを切ってしまうと、締め切った部屋の中の温度はグングン上がってしまい、それに伴って水槽の水の温度も上昇し、最悪な場合は海水魚が全滅してしまいます。

お願いだから、水槽をお風呂にはしないでね~!

なので、留守中でもエアコンを切らないお宅でしたら、クーラーは要りませんが、留守中にエアコンを切るお宅でしたら、クーラーは必需品です。

という事で、クーラーは必須ですが、「小型水槽用!」と謳われている『ペルチェ式クーラー』が出回ってますが、個人的に能力不足な感を拭えません。

冷媒を使った従来のクーラーでなおかつ、メーカーが言ってる『冷却水量目安』から見て余裕のある組み合わせで選ぶと良いです。

添加剤滴下装置って?

サンゴの入っている水槽では、海水に含まれる『微量元素』が消費された分を補う必要があります。

そして、ホテルや病院の水槽はたいていの場合レンタルで、業者さんがたまにメンテナンスに来るだけなので、毎日微量元素を補充するわけにはいかず、その水槽に合った分量の微量元素を定期的に「ポタポタ」と垂らす装置を据え付けてるわけです。

『ドーシングポンプ』ってやつね!

殺菌灯って?

UV殺菌灯

文字通り、「細菌を殺す灯」で、この装置の中に水を通し、その入り口から出口まで水が流れる間に強い紫外線を浴びさせて細菌を死滅させるのが目的です。

装置自体の性能は、発生する紫外線のパワーと内側の構造で決まってきますが、いかに高性能な殺菌灯を用意しても、あまりにも流水量が多い(水の流れが速い)と、紫外線をじっくり浴びせる事が出来ずに、殺菌効果が落ちるという事もあります。

しかもこの装置、以前は粗悪品も多く、また性能的にも「こんなんでいいの?」と言ってしまいそうな製品もあったので、購入するメーカーには気を付けないといけません。

また、メーカーさんは「病原菌をほぼ完全に死滅させる」と謳ってますが、白点病には効果無いですし、「ビブリオには効く」と言われてますが、経験上、完璧に効いたとは思えないものなので、オールマイティーに効くと期待してたらガッカリするかもしれません。

決してオールマイティーな殺菌効果が期待出来るものではないですが、無いよりはマシですし、水が黄色っぽくなるのも防いでくれたり、藻の胞子を死滅させてくれるので、藻が生えるのを防ぐ効果は期待できます。

アクアリストにとって、『藻』との戦いは、切っても切れない縁とでもいいましょうか。(笑)

それが解決出来るなら充分、「アリ」だよね!

最初に揃えるならこれだ!

基本的に、キャビネットの中に入ってるものは全て有った方が良いですが、そうなると初期投資がどうしても高くなってしまいますし、理想を言い出したらきりがありません。

でも、「マメに面倒を見る」という条件でしたら、全部は必要ではなく、また驚くほどシンプルな装置で済ませられます。

水槽

60cm水槽

ショップに行くとまず勧められるのが、『オーバーフロー水槽』ではないでしょうか?

たしかに、オーバーフロー水槽を使うと、そのアドバンテージは計り知れません。

でも、オーバーフロー水槽は高いんだよね~!(笑)

で、DIY 好きな人だと安い普通のガラス水槽の底に、ドリルで穴を空けてしまうツワモノな方も居らっしゃいますが、お手軽で失敗してもあまりショックを受けずに済む60cm 規格水槽をそのまま使うことにしましょう。

照明器具

照明器具

以前は「サンゴをいれるならメタハラ(メタルハライドランプ)!」なんて言われてましたが、最近は LED でもかなり良いものが出てきたので、LED から始めましょう。

メタハラは半端ないワット数の電力を消費するし、放熱も半端ないので、水温がどうしても上がってしまいます。

夏場なんて、クーラーが無かったら乗り越えられないでしょうね。

以前は超高額なもの以外、廉価版だとかなりショボショボのものしか無かったのですが、今はコスパの高い、なかなか良い製品が出てます。

なので、LED 一択です。

濾過装置

ろ過装置

ここで言う『濾過装置』には、様々な種類があります。

1)上部濾過装置
2)底面濾過装置
3)外部式フィルター
4)外掛けフィルター

他にも『投げ込み式』なんてのも有りますが、海水魚で使ってる人を見たことないので割愛します。

が、60cm の規格水槽の場合、普通は上部濾過、底面濾過、外部式や外掛けフィルターを使う人が多いと思います。(左の写真は外部式フィルター)

しかし、上記のような『フィルター式濾過装置』を使うと、最終的にサンゴ(特にミドリイシなど)には毒となる硝酸塩だらけになってしまいます。

硝酸塩は、ホントはボクらにとっても毒なんだよ!

濾過装置の泣き所

フンやエサの食べ残し、いわゆるタンパク質は分解されて、猛毒のアンモニアになりますが、これがバクテリアのおかげで多少毒性のマシな亜硝酸になり、最終的に魚にはホボ無害な硝酸塩となります。

とはいえこの硝酸塩、サンゴには有害で、魚にはそこまではシビアでないと言われてますが、あまり濃すぎるとやっぱり毒になるので、けっきょく取り除かないといけません。

この濾過装置、茶こしの原理でゴミを目の細かい篩にかけて『物理的に』濾し取る訳ですから、そんなタイプの装置を、『フィルター式濾過装置』といいます。

ところが、この装置を使っているうちに、いつしかその篩にバクテリアが住み着いてくれて、アンモニアを亜硝酸、硝酸塩へと濾過してくれますが、それが『生物濾過』です。

つまり、性能の良い物理濾過装置は、あまり歓迎出来ない硝酸塩をたくさん発生するというジレンマを抱えてしまってるんです。

プロテインスキマー

プロテインスキマー

これも濾過装置の一種には違いないですが、いわゆる『茶こし』タイプの『フィルター式濾過装置』とは違った発想で作られたものです。

海岸で大量の泡が波打ち際に打ち寄せられているのをご覧になった事のある方もいらっしゃると思いますが、あの泡は小さなゴミいっぱい含んでますよね?

この『泡の力』を利用して、水槽の水の中からフンやエサの食べ残しなどの不純物を分離(取り除く)のが『プロテインスキマー』という装置です。

この装置の特徴として、

いったん飼育水から分離された不純物は、二度と飼育水に触れる事はない

という事です。

硝酸塩の発生が抑えられる

『プロテインスキマー』は、二度と飼育水に触れないため、硝酸塩を発生しません。

時々、「硝酸塩は毒性が低い」っていう人が居るけど、ボクらはそう思ってないよ!

メンテナンスも簡単で、この装置の一番上にある『汚水カップ』に溜まった不純物を捨てるだけで非常にお手軽です。
※ 本体にもヘドロのような不純物がこびりついて性能が劣化するので、定期的に分解掃除は要ります。

プロテインスキマーをメインに!

ショップでは「まずは物理式濾過装置ありき」みたいな言われ方をしますが、メンテナンスも簡単で硝酸塩の発生しない『プロテインスキマー』を最大限利用してみるのはいかがでしょうか?

『プロテインスキマー』といえばベンチュリー式ですが、以前は大型水槽のキャビネットの中に鎮座してるような大型のものばかりでしたが、今はコンパクトな『外掛けタイプ』も多数出ていますし、発想の転換として、濾過装置のメインに『プロテインスキマー』を使ってみましょう。

プロテインスキマーの選び方

たとえば、海道達磨の製造元のカミハタのサイトでは、水量200リットルの水槽に、濾過装置は海道達磨だけで、

・4~6cm の小型ヤッコ2匹
・キイロハギ1匹
・ヤエヤマギンポ1匹
・エビ10匹
・シッタカ貝10匹
・好日性サンゴ 多数

であれば、問題なく飼われていると書かれています。

→ 【カミハタ Q & A】海道達磨のみで海水魚の飼育は可能か?

水槽の大きさはともかく、飼えるのは小型ヤッコ2匹とハギ、ギンポ合わせて4匹とエビ、貝しか入ってません。

実は、これが『海道達磨(150L 用のプロテインスキマー)をベルリン方式で使ったときの限界(4匹)という事です。

ベルリン方式って、プロテインスキマーだけしか濾過に使わない方式の事を言うんだよ~!

この計算だと、8匹飼いたいなら、ベルリンで300L 対応のプロテインスキマーを買う必要がありますが、外掛けという条件で現状最強なのが海道達磨ですから、2台必要となるので、現実的ではないです。

したがって、ここでの選択肢は、ゼンスイ QQ1、ツンゼ DOC 9004DC、カミハタ 海道達磨のうちのどれかと、フィルター式濾過装置の併用が良いでしょう。

プロテインスキマーについて各社の製品の価格と性能を比較した記事がありますので、詳しくお知りになりたい方はこちらをお読みください。

→ 【海水魚飼育】小型水槽におすすめのプロテインスキマー

フィルター式濾過装置は補助的な使い方に

プロテインスキマーは、フィルター式濾過装置と比べて『濾し取る能力』は比較にならないぐらい貧弱なので、それを補うために小型のフィルター式濾過装置を使いましょう。

ただし、この後でも述べますが、クーラーへの送水も兼ねるため、外部式濾過装置が良いです。

外部式濾過装置は各メーカーから色んなタイプが出回っているので、クーラーの『ポンプ流量』を基準に選んでください。

ヒーター

ヒーター

これは熱帯に居る魚を飼うのですから必要ですが、気になるのは何を選ぶか?です。

水槽も濾過装置も「大きいほうが良い」とは言いますが、ヒーターはそんなに意識して大きめを選んでも電気代は安くならないので、パッケージに書いてある水槽の大きさで選べば良いです。

それと、ボクらが触れてヤケドしないように、カバー付きを選んでね!

ただし、少し高めの水温が良い種類の魚とか、低めが良い深海に居る種類とかありますので、25℃自動設定のヒーターだとそういう種類の魚には向いてません。

また、万が一白点病になった時なども水温を上げると治る事も多く、水温を自在に調整できる『サーモスタット別体型』を選ぶほうが良いです。

クーラー

ZR-mini

これも通常はキャビネットの中に隠してあるのですが、けっこう大きい装置です。

最近では小型で静かなペルチェ式のクーラーも出回ってますが、正直な話、あまり冷えないです。

現状、30cm キューブ水槽ぐらいの、本当に小さな水槽にしかマッチしたものが出回っていません。

上の写真はゼンスイというメーカーが出している『チラー式(冷媒式)』のクーラーですが、60cm 水槽にはこのくらいの容量の機種が妥当と思われます。

ここはペルチェ式ではなく、音はうるさいですが、『チラー式のクーラー』をオススメします。

水質検査セット

毎日チェックする必要はありませんが、水槽立ち上げ時や定期的に水質を確認するよう心掛けましょう。

水温計

熱帯魚、特に海水魚は特に水温の変化に敏感ですが、それはサンゴ礁の海水の温度はとても安定しており、そこに棲んでいる彼らは急激に水温が変化する事に慣れていません。

急激な水温の変動のせいで、体調を崩してしまうこともありますので、海水魚を健康に飼育するには、水温の管理がとても重要になってきます。

水温管理にはもちろん、クーラー・ヒーターが必要ですが、これらの機器が正確に動いているか確認するためにも、実際の水温を表示する水温計が必要になってきます。

水温計には、アナログ式とデジタル式があるよ~!
アナログ水温計

おそらく多くの方がご存知だとは思いますが、ガラス棒の中にアルコールなどの液体が入った水温計です。

吸盤を使って、温度を感知する部分が水中に沈んでいるように設置し、液体が示す目盛りを読み取って水温を測ります。

メリットとしては、何しろ安いです。

デメリットはガラス製の棒なので、チョットした不注意で割ってしまったり、大型魚が噛み付いて割れたりする事故のリスクがあるという事です。

デジタル水温計

名刺か、それより小さな箱型のケースで、水温を液晶画面にデジタルで表示してくれる水温計です。

センサーを水槽内に設置し、水槽外に設置した本体に水温が表示さる仕組みとなっております。

メリットとしては、水温以外に気温も測ることが出来たり、更に温度を記憶するメモリー機能があったりなど、様々な付加価値のある機能が加わった機種も販売されています。

デメリットは少々お高い値段ですが、それを補って余りあるコスパの優れた製品も数多く出回っています。

海水の比重管理

水槽の立ち上げ直後、天然海水を使った場合は必要ありませんが、人工海水の場合は必要不可欠です。

比重が軽すぎても、重すぎても、ボクらは体調を崩しちゃうよ!

簡易的な比重計(ボーメ計や目盛り型)もありますが、精度に難アリなので、大切な比重をチェックするには光学式のリフレクトメーターしか選択肢はありません。

以前は Red Sea 社の『シーウォーターリフレクトメーター』一択でしたが、11,000円もしたので正直、「ハードル高いな」と思ったものです。

aquageek 海水比重計

上の写真は Aqua geek の『塩分濃度屈折計 LED』という製品ですが、その半分以下の価格で高性能を維持しています。

ボーメ計や目盛り型は、製品自体にバラツキがあるので、この光学式塩分濃度計の測定値と予め比べて誤差を確認しておき、日々のチェックに使うのは良いと思います。

しかし、慣れてしまえばそれほど時間もかからないので、ボーメ計や目盛り型を新たに購入する必要も無くなってくると思います。

アンモニア・亜硝酸・硝酸塩

魚や甲殻類・無脊椎動物にとって猛毒となるアンモニアや、亜硝酸・硝酸塩などの窒素酸化物は、それぞれの生体にとっての許容リミットは違うものの、少ないにこしたことはありません。

RedSea マリンケア マルチテストキット

上の写真は、Red Sea というメーカーが出している『マリンケア マルチテストキット』という、非常にコスパに優れた製品です。

このセットで、

1)NH3(アンモニア)
2)NO2(亜硝酸)
3)NO3(硝酸塩)
4)pH(ペーハー)
5)KH(炭酸塩硬度)

の、5種類もの項目が測れます。

KH(炭酸塩硬度:炭酸水素イオンの量)とは、pH を急変させるようなものが入ってきた時、急激に pH が変動するのを防ぐ役割があるものですので、これが低いから何か直接的に問題があるものでは無く、その飼育水の『余裕』と考えておかれても構いません。

詳細についてはこちらの記事で触れていますので、ご興味がありましたら是非御覧ください。

→ 【海水魚飼育】天然の海水を再現?キーとなる水槽の水質検査項目はこれだ!

リン酸塩・ケイ酸塩

窒素化合物ほど深刻な影響を及ぼすものではありませんが、リン酸塩・ケイ酸塩が増えると、厄介なコケが生えてきます。

sera PO4 SiO3 test

上で紹介させていただいた『マリンケア マルチテストキット』のような、リン酸塩・ケイ酸塩の両方を測定出来るセットはこの原稿を書いている現在(2020年5月)では出回っておらず、上の写真のように sera というメーカーが出しているリン酸塩用キットとケイ酸塩用キットを別々に入手しないといけません。

コケについてはよく、「生物兵器」と言って、フシウデサンゴモエビやエメラルドグリーンクラブ、草食系のヤドカリなどの甲殻類、ヒレナガハギなどの草食系の魚や、シッタカ貝などにコケを食べてもらうという方法もありますが、やはり原因となっているリン酸塩・ケイ酸塩を少なくするのが正しい方向だと思います。

まずはデータを取ってみて、出来るだけコケの生えない環境作りに努めたほうがいいと思うよ!

有ったほうが良いもの

60cm 規格水槽、LED 照明器具、外掛け式プロテインスキマー、外部式濾過器、ヒーター&クーラー、水温計と水質管理用キットがあれば、とりあえず問題なく魚は飼えますが、これからご紹介させていただくのは、保険的な意味合いの強いものから、是非導入していただきたいものまであります。

流水(造波)ポンプ

水槽の中でユラユラゆらめくサンゴを見ていると、「まるで海の中に居るみたい~!」と幸せな気分になりますが、ただそれだけの理由でオススメしているわけではありません。

角張った水槽の四隅は水が淀みやすく、そこに不純物が溜まるリスクもあるので、出来るだけ淀みの出来ない水流を起こしてあげる必要があります。

風通しを良くして、風水でいう「邪気を飛ばす」のと同じだね~!

この水流によって、水槽内の不純物を出来るだけプロテインスキマーの給水口の付近まで運んであげるからこそ、プロテインスキマーの性能を最大限に引き出せるのです。

UV 殺菌灯

そして「病気が蔓延したら困るよ~!」という方には、UV 殺菌灯をオススメします。

ただしどんな病原菌にも有効とはいえず、例えば『魚の風邪』とも言われる白点病には効果ないですし、期待する効果を出すには、この装置に通す水の量を制限する必要もあるので、初心者の方には少しハードルが高いかもです。

また、紫外線は生物だけ攻撃するのではなく、その装置の内側にも強い影響を与え、安物の装置では中のパイプが割れて水が漏れるという事故もあるので、それなりのお値段のするものを選ぶ必要があります。

けっこう、水漏れ事故の話は聞くよ~!

まとめ

これら全部必須とは言いませんが、「初心者さんのとっつきやすい」と思える、出来るだけシンプルな水槽システムにすることを考えました。

1)60cm 規格水槽
※ フレームレスだと大型の外掛け式プロテインスキマーを使うには少し不安があるので、見栄えはしませんが、フレーム水槽をオススメします。

2)LED 照明装置
※ 60cm 水槽に合わせたサイズ選びをしましょう。
※ 白や青の単色ではなく、青と赤の混ざったものを選ぶと良いです。

3)外掛け式プロテインスキマー
※ 選択肢はかなり限られますが、出来るだけ大出力のものを選ぶと良いです。

4)外部式濾過装置
※ クーラーの送水用としての役割が大きいので、それほど大型のものを用意する必要はありません。
※ クーラーの『ポンプ流量』を目安に選択。

5)ヒーター&サーモスタット
※ サーモスタット一体型ではなく、別体式を選択。

6)クーラー
※ 『冷却水量目安』を基準に選択。

7)水質管理用品
※ 海水の温度は、アナログ/デジタルどちらでも良いですが、頻繁に水温計で確認するようにしましょう。
※ 海水の比重・アンモニア・亜硝酸・硝酸塩を正確に測れるものを選択。
※ リン酸塩・ケイ酸塩は、窒素化合物よりはシビアでないものの、コケに悩まない様、管理した方が良い。

以上、海水魚飼育の初挑戦で、これだけは揃えたいものを述べさせていただきました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。